最近読んだ本について

3月19日(金)〜21日(日)は、春分の日で連休でしたが、私にとっては久しぶりの読書週間でした。
3日で11冊も読みました。
うち5冊が津原やすみ名義(X文庫。わたしのエイリアンシリーズ4冊とシリーズ外で一冊)の本で、もう1冊は津原泰水の本(「少年トレチア」集英社文庫)。単行本を買ったが、読む前に文庫落ち。つい表紙・解説の萩尾望都につられて文庫も買って、文庫を読了。)という、一人津原祭りをやってしまいました。あとエイリアンシリーズを1冊読んだら津原祭りは一段落です(ほんとは部屋のどこかに「ロマンスの花束」(ホワイトハート)もあるはずなんだけどね。 
あとは「赤い竪琴」も読まねば…。)


小野不由美の本も2冊(「黄昏の岸 暁の天」「華胥の幽夢」を読んだなあ。これでやっと十二国記の既刊は読破しましたよ。あとは、小野不由美の単行本で未読なのは「屍鬼」と「くらのかみ」だけなんだが。
いや、どちらも持ってはいるんですが。
屍鬼」をハードカバーで買っちゃったので、重い…。
しかし、今回「黄昏の岸 暁の天」を読んで、ようやっと「魔性の子」と「風の海 迷宮の岸」の時期の違いに気が付きました。遅いよね…。


そして今回初めて松浦寿輝の小説を読みました。
「そこでゆっくりと死んでいきたい気持ちをそそる場所」(新潮社)
ハッキリ言って題買いしてしまいました。
この題(と表紙)だけでも買って損はないかなあと思っていたのですが。
小説もおもしろかったです。短編集ですが、どの話も濃いというかすごく印象深かったです。
なんというか硬質で独特の世界観を持っている方なんだなあと思いました。
なんとなく、日野啓三赤江瀑というまったく異なる作風の作家さんを思い浮かべたりして。
そのうち松浦寿輝祭りもやってみたいです。


今は黙々と詩集(松浦寿輝詩集 (現代詩文庫 101))を読んでいます。
いや「そこでゆっくりと死んでいきたい気持ちをそそる場所」で自作の詩をモチーフにした作品があったのですよ。それで読んでみたいなあと思ったので。
詩の評価については、はっきり言ってよくわからないのですが、わからないなりになんだか言葉の流れが素敵だなあと思います。ときどきコミカルだったり、なんとなく艶めいた感じだなあとおもったり。


森奈津子はどの作品も一定のレベルを保っていて面白いです。
でもなんというかもっとSF色の強いのが読みたいなあと思わないでもなかったり。
でも、多分これからも買い続けるだろうなあとは思いますが。
「ゲイシャ笑奴」では生体人形をモチーフにした連作が印象的でした。


というわけで落ちもないまま、終わります。
うーん、読書日記とここの日記がなんとなく重複してるんで、そのうち統合したいなあと。


たぶんこれからはこちらでの更新が中心になるかと思われます。
(まあ、まだ検討中ですが)