自分の好きなホラーについて小説編

私にとって好みのホラーというのは
なんだろう触感と言うか感覚的なものというか。
最悪の方へ傾斜していく過程と言うか
それがいかになまなましいか、リアルであるか
ある種の美しさがあるかというのがポイントのような気がする。

というわけで今思いつく中で
好きだった小説(日本版)を上げてみます。

病院の奥深く牢につながれた女性が惨殺され、残された謎めいた手記。血塗られた芸術品のような美しさのある作品。ミステリホラーの傑作。

一度読み始めたら一つ一つ謎を解かなければならない呪われた本。主人公と友人はひとつひとつ謎を解こうとするが。短編連作とは言え長編以上の分量と迫力で迫る怪作。ホラー好きならどれかは好みの話があると思われる。これもミステリホラーですね。

嗅覚をテーマに、ありとあらゆる電波的な人を取り混ぜ、混沌とした世界を作り上げている。ごく普通の一児の母にすぎなかった主人公がだんだんと異様な世界に引き込まれていく。

オカルト的世界観とそれが現実を侵食していく様を描く。作者のオカルトへの造詣の深さと愛憎を強く感じる。完本になるに伴い、新たに新章が追加され、より迷宮的な世界を作り出していく。

と簡単な説明ですがこんなところで。
ふー、疲れた。